【057号】計画を立てたままで終わるワケ~計画の修正とレビューの重要性~
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平成22年5月17日(月)
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「船井総研の住宅・不動産ビジネス羅針版」057号
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<INDEX>
1. 今週の提言
■計画を立てたままで終わるワケ~計画の修正とレビューの重要性~
2.今週のリアルエステートチームブログ
3.編集後記
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1.今週の提言
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■計画を立てたままで終わるワケ
~計画の修正とレビューの重要性~
船井総合研究所 土手 利行
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新年度を迎え、皆様の会社においても事業目標、個人目標を設定しているので
はないでしょうか。目標はきちんと評価され、必要があれば見直すということ
がとても重要ですが、現実的にはなかなかできていないのではないでしょうか。
事業計画にしろ、個人の計画にしろ、昨年度の計画に対してその実績と比較
し何を達成したか達成しなかったか、達成しなかった理由は何だったのかをレ
ビューするというのは重要にも関わらず見過ごされがちです。
計画の修正・振り返りに関して、最近ではファイナンスのオプション理論を経
営の意思決定に持ち込むという流れがあります。簡単に言うと、初期段階では
少しの資本投下を行い、結果を見て次の投下資本を決定する。
このように結果を検討し、次のアクションを検討することで、資本を投下しな
い場合はチャンスロスを防ぐこととなり、大きく投資して失敗することを避け
ることが可能となります。
しかし、理論上は簡単でも「結果を見て」行動を変えるということは簡単では
ありません。トライアルオプションは捨てられることがそのメリットですが、
人は心理的作用から、なかなかオプションを捨て去ることができないためです。
これらの、せっかく計画を設定したにも関わらず、見直しやレビューが行われ
ないのは大きく3つの理由が考えられます。
1つは、決定することが目的となってしまっている。事業計画や個人目標を決め
るということ自体がノルマとなっており、消化したことで忘れ去られてしまって
いるケースです。
2つ目は、結果を測定しない。これには2つのパターンがあります。
第1のパターンは『いけいけどんどん』の会社にありがちですが、成長速度が速
すぎて考える時間を取れない場合です。過去の成功体験および現状でも成功して
いることから今後も成功するに違いないと過信してしまい、立ち止まって考える
ことをやめてしまうものです。
第2のパターンでは、測定しているが内容が実態とずれており正しいフィードバ
ックがなされていない場合です。例えば、部門戦略の結果について部門収支を見
る場合でも本社経費の配賦方法が曖昧であるため、実際に該当部門が黒字なのか
赤字なのかの判断さえもできない場合です。
最後に、意思決定者に現場の状況が伝わっていない場合です。結果について現場
からタイムリーなフィードバックがあれば、意思決定の修正は可能ですが、現実
には現場の評価、意見、なかでもマイナス面や問題点についてエスカレーション
されることはなかなかありません。皆様の周りでもそうかもしれませんが、悪い
情報や都合の良くない意見は上司の機嫌を損ねてしまうと考えて、実行できない
ことがよくあることだと思います。
では、どのようにすれば計画を立てたままではなく、適切な見直しと結果のレビ
ューを行えるのでしょうか。これには先ほどの3つの障害への対策が有効です。
■目標決定だけで終わりにせず、その後の評価・修正までをシステムに組み込む
■測定すべき項目、その評価方法を事前に決定しておく
■現場の意見を吸い上げる仕組みを作る
これは、現場から上げてもらうのではなく、吸い上げることが重要
新年度は始まったばかりですが、今から計画の修正・レビューの仕組みを検討し
てみてはいかがでしょうか。
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2.今週のリアルエステートビジネスチームブログ
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■今週のリアルエステートチームブログ
5月 7日(金)波乱の世界経済
5月 8日(土)後一歩の重要性
5月 9日(日)初回接客で「三金」を聞き出す
5月10日(月)落ち着くかギリシャ問題
5月11日(火)オフィスの空室率高止まり
5月12日(水)戸建住宅の資産価値
5月13日(木)リスク回避で米国債価格上昇
★今週のリアルエステートチームブログ・人気記事ランキングを発表!!★
第1位 コマーシャル・アールイー倒産
第2位 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが日本参入
第3位 野村不動産の非上場REIT
第4位 不動産市場の4象限モデル
第5位 日本のCMBSのデフォルト率 53%?
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3.編集後記
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~売却状況を把握→分析 中古流通を透明化 ライブラ「売主参謀」開始~
今回は中古物件の流通市場のカンフル剤となりえるサービスをご紹介したい
と思います。
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売買仲介の不動産会社LiBRA(ライブラ、東京都渋谷区)はこのほど、
不動産売却の状況を売主が把握・分析できるASPシステム「売主参謀」の
提供を始めた。
同社と提携会社の委任物件を、ユーザー登録した仲介業者に流通するサイト
「物件問屋.com」と連動するもの。物件を閲覧した会社数やパンフレットの
ダウンロード数、内見があった日付などを売主が把握・苦戦要因を分析し、
改善につなげることが可能だ。売主が主体的に参加し売却状況をチェックす
ることで、仲介業者の営業意欲を高める狙いもあるという。
両システムを軸に、中古流通市場の透明化を図る方針だ。
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中古の流通市場は物件を委任する売主にとって、ブラックボックスであった
感が今まではあったと思います。
自分の物件の反響状況がどうも具体的に見えてこない。
「反響がないので値段を下げましょう」と仲介会社に言われれば、それに従わ
ざるをえないという関係があったことは否めないでしょう。
新築マーケットももちろん大事ですが、中古マーケットの活性化も政府は注力
していくという方針を立てていますが、今回ご紹介させて頂いたシステムもそ
れを担う一助になるのではないでしょうか。
【参照元】住宅新報2010/05/12号
(編集 猪股 幹基 motoki.inomata@funaisoken.co.jp)
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