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2008年10月26日

定期借地権付住宅とは

知り合いが結婚を機に都内でマンション購入を検討との事。

そこで私に相談。

当該物件が立地に対してかなり割安だったので、よくよく話を聞いてみると最近増えてきた

定期借地権付住宅

だという。

「定借物件はどうなのか」というのが知人から私への質問でした。


定期借地権とはその名通り一定期間にわたって建物を所有し、土地は購入せずに借りる制度です。

定期借地権付マンションは、建物は通常のマンション同様に購入しますが、土地は地主に地代を払って借りることになります。

ただし、借地期間が満了した場合は建物を壊して更地にした状態(原状回復)にして返還する契約となります。

この場合は、契約更新・期間延長・買取請求ができません。

結果、購入時の土地代が免除されるわけなので、購入価格を抑えられれます。

従って同じ予算で、広さ、立地条件などワンランク上の住宅が購入できるというわけです。


しかし当然そんなメリットばかりではありません。

私が知人に伝えた注意点は以下の通りです。


●購入時に支払う事になる「前払い地代」はちゃんと考慮しているか。

修繕積立一時金のように、最初にそれなりの金額を払う事になります。


●毎月の出費として修繕積立金と管理費以外に「借地代」及び「解体費用積立金」が入ってくる

土地の持ち主に支払う地代と、前述したように定借物件は「建物も更地にして返す」事が前提なので、修繕とは別に将来の「解体費用」を積み立てておく必要があります。

4つの費用を合計すると意外と出費がかさむ可能性があります。

また管理費、修繕積立金等と同様に「借地料」と「解体費用積立金」は、市況の動きや積立の現状により数年に一度改定される可能性が高いのです。


あとは・・・

担保としての価値が希薄なので、住宅ローンの借り換えがし難い とか

相続、破産・競売の際にトラブルになりやすい  とか

当然、契約期間を超えた段階で在命していると住宅を追われる可能性がある

などでしょうか。


一見「安くてお得!」と思われがちですが、当然そこにはちゃんとした理由があります。

私は、決して定期借地権付き物件を否定するわけではありません。

言いたいのは、消費者としては、今回挙げたようなリスクも考慮にいれた上で、合理的な選択をするべきだと思いますし、売主側も最低限、これくらいの説明は売主責任として必要不可欠だと思います。


価格だけなら今でも完成在庫物件はまだまだ下がっている状態なのですから・・・


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