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2008年11月24日

今は大恐慌なのか?

先日、弊社の月に2度の全体会議の際、

弊社、社長の小山が興味深い話をされていた。

現在のサブプライムに端を発した株価の暴落は、

大恐慌なのかどうか?

1929年の昭和の大恐慌と比較すると

おもしろい共通点が垣間みれると。


当時アメリカでは1932年には、株価が89%も下落。

失業率は25%を超えた。

(恐慌だとしたら、この程度の暴落は覚悟しておくべきだと。

これに比べれば今はまだ道半ば)


その数年前、アメリカの1%の富裕層が持っていた資産は、

全体の6.5%であったのに対し、

1929年6月には20%を超えていた。

2000年頃やはり1%の富裕層が持っていた資産は

7%程度だったのに対し、

今年7月には21%になっていた。

「富の極端な集中が大恐慌のキッカケなのかもしれない」

とういう。


更に小山は付け加える。

日本は2002年から4年間かけて、銀行も不良債権処理で

サブプライムなど買う元気がなかったので被害も少ない。

上場企業も40%が無借金である。

2010年3月頃までには日本は回復していく。

その結果、世界のマネーセンターは

いずれニューヨークから東京になっていくと持論を展開した。


個人的には社長のいう経済立国日本としての今後の成長に

気がかりな点が2つほどあります。


1つは

「企業の株式持ち合い」が増えてきているという事。

「物言う株主」が台頭して久しい昨今、買収から身を守るため、

企業同士が株式を持ち合う安定株主対策を進め、保有株を増やしました。


今日の産経新聞にも出ていましたが、

大和証券の調査によると、全発行済み株式のうち

上場企業同士が持ち合っている株式の割合は、

今年3月末時点で7・1%となり、2年連続で上昇し

前年の5・9%から1・2ポイントも増えた。

業界再編や戦略的な提携で持ち合うケースも多いが、

平成19年5月に外資による日本企業の買収を容易にする

三角合併が解禁される前後から増えているといいます。

持ち合いが増えると、株主による監視機能が低下し

経営の規律が緩むほか、資金が株式保有に固定され、

有効活用できないないというデメリットがあります。

ちなみに今回の金融危機で一般企業の含み損が

7兆円にのぼるということです。


2つめ懸念事項は小山の話にもあがった

「無借金企業」が増えている

という事です。

1企業レベルでは良い事で、無借金経営はむしろ歓迎すべき事だと

思うのですが、マクロレベルで考えると少々問題があります。

経済学でいうところの「合成の誤謬」ってやつです。

あたりまえですが、銀行の役割は家計から貯蓄としてお金を

預けてもらって、それを企業に貸すということ。

経済学的には

このような融資と預金が繰り返されることによって、

(貨幣乗数が働く事によって)

マネーサプライが増えていくということになります。


しかし無借金経営、つまり企業がお金を借りずに、

むしろ返していく行為が強くなると、貨幣乗数は

逆に働き、マネーサプライはどんどん減っていきます。

そうなるとマクロ的な観点から見た国の成長(GDP成長率など)

はむしろ減少してしまうことになるのではないでしょうか。


ちょっと今日は長くなりましたが、ふと感じた事を

書き綴ってみました。

皆さんはどう考えられますか?


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