今は大恐慌なのか?
先日、弊社の月に2度の全体会議の際、
弊社、社長の小山が興味深い話をされていた。
現在のサブプライムに端を発した株価の暴落は、
大恐慌なのかどうか?
1929年の昭和の大恐慌と比較すると
おもしろい共通点が垣間みれると。
当時アメリカでは1932年には、株価が89%も下落。
失業率は25%を超えた。
(恐慌だとしたら、この程度の暴落は覚悟しておくべきだと。
これに比べれば今はまだ道半ば)
その数年前、アメリカの1%の富裕層が持っていた資産は、
全体の6.5%であったのに対し、
1929年6月には20%を超えていた。
2000年頃やはり1%の富裕層が持っていた資産は
7%程度だったのに対し、
今年7月には21%になっていた。
「富の極端な集中が大恐慌のキッカケなのかもしれない」
とういう。
更に小山は付け加える。
日本は2002年から4年間かけて、銀行も不良債権処理で
サブプライムなど買う元気がなかったので被害も少ない。
上場企業も40%が無借金である。
2010年3月頃までには日本は回復していく。
その結果、世界のマネーセンターは
いずれニューヨークから東京になっていくと持論を展開した。
個人的には社長のいう経済立国日本としての今後の成長に
気がかりな点が2つほどあります。
1つは
「企業の株式持ち合い」が増えてきているという事。
「物言う株主」が台頭して久しい昨今、買収から身を守るため、
企業同士が株式を持ち合う安定株主対策を進め、保有株を増やしました。
今日の産経新聞にも出ていましたが、
大和証券の調査によると、全発行済み株式のうち
上場企業同士が持ち合っている株式の割合は、
今年3月末時点で7・1%となり、2年連続で上昇し
前年の5・9%から1・2ポイントも増えた。
業界再編や戦略的な提携で持ち合うケースも多いが、
平成19年5月に外資による日本企業の買収を容易にする
三角合併が解禁される前後から増えているといいます。
持ち合いが増えると、株主による監視機能が低下し
経営の規律が緩むほか、資金が株式保有に固定され、
有効活用できないないというデメリットがあります。
ちなみに今回の金融危機で一般企業の含み損が
7兆円にのぼるということです。
2つめ懸念事項は小山の話にもあがった
「無借金企業」が増えている
という事です。
1企業レベルでは良い事で、無借金経営はむしろ歓迎すべき事だと
思うのですが、マクロレベルで考えると少々問題があります。
経済学でいうところの「合成の誤謬」ってやつです。
あたりまえですが、銀行の役割は家計から貯蓄としてお金を
預けてもらって、それを企業に貸すということ。
経済学的には
このような融資と預金が繰り返されることによって、
(貨幣乗数が働く事によって)
マネーサプライが増えていくということになります。
しかし無借金経営、つまり企業がお金を借りずに、
むしろ返していく行為が強くなると、貨幣乗数は
逆に働き、マネーサプライはどんどん減っていきます。
そうなるとマクロ的な観点から見た国の成長(GDP成長率など)
はむしろ減少してしまうことになるのではないでしょうか。
ちょっと今日は長くなりましたが、ふと感じた事を
書き綴ってみました。
皆さんはどう考えられますか?
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