今日は売買仲介会社のコンサルティング。
その際、今の世界的な経済不安を前にして、
これからの仲介業の動向を予見してみました。
一般的に、市場や業界の成長プロセスを、1つルール化すると
次のように言えます。
市場の成熟化に伴って市場(競合)環境が厳しくなると
まずは「コスト競争」に進みます。
つまりこの段階ではコストを圧倒的に削減できうるソリューションを
もった企業が、市場の覇権を握る可能性が高いということです。
そして、「コスト競争」が行きつくと、今度は
「付加価値・サービス化」
への道を歩んでいきます。
このプロセスは「量から質へ」という表現で言い換える事も
できるかもしれません。
では、売買仲介業の場合はどうでしょうか。
現状をみると、市場は成熟化し、競合環境も厳しくなっていますが、
一方で「コスト競争」という観点では、それほどではありません。
つまり仲介手数料「3%+6万円」という業界慣例が、未だに
強固に守られています。
一部、手数料無料や半額、定額といった企業も徐々に出始めては
いますが、業界全体が他の業界のように
コスト競争で四苦八苦するほどの広がりは未だ見せていません。
いえることは、今この状況で、例えば、広告宣伝費の圧倒的な削減や、
媒介サービスの圧倒的な効率化によって、
手数料を大幅に低減させて、市場シェアを広げていく企業が
あらわれたとすれば、その企業は覇権を握り、
業界全体が本格的な「コスト競争」の時代に入ってくる
可能性が非常に高いということです。
別の見方をすれば、一部の企業で力を入れ始めてきた
インスペクションサービスや、フィナンシャルアドバイス、
エスクローサービスといった、付加価値サービスが
まだまだ市場全体に広がってこない理由は、
上記にあるように「コスト競争」が本格化していないから
といえるのかもしれません。
これらの状況を鑑みて
今の仲介会社が是非押さえておきたいテーマは
1.今後業界全体として、仲介手数料の「値引き競争」が本格化する可能性は
十分にある。
2.その時の為に、それでも利益が出せる体勢づくりを今から思考しておく
必要がある。
3.それはコスト削減のみならず、本格的「コスト競争」の次にくる
「付加価値サービス化」への対応にも繋がる、単価アップの為の商品や
サービスを検証するに他ならない
ということだと思うのです。
その変革のタイミングは、昨今の情勢を見る限り、
限りなく近づいていると感じます。
また「コスト競争」から「付加価値サービス化」へのステップは
ドッグイヤー、マウスイヤーと言われて久しい昨今、
急激に早まっていると思うのです。
今だからこそ、そんな危機感を持って、事業経営に取組んで
頂きたい。。
そんなお話をさせて頂きました。
船井総研REBチームサイトも合わせてご覧ください。

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