経営統合の功罪
ここ最近の景気低迷を受けて、生き残りをかけた統合が
加速しているようです。
ここ2日間、大きな経営統合が話題となりました。
香川銀行と徳島銀行の経営統合
雪印乳業と日本ミルクコミュニティの経営統合
前者は、全国の第2地方銀行の中での預金残高(08年9月現在)で
21位の徳島銀行と、18位の香川銀行が、統合する事によって
8位にあがるようです。
また後者は、乳業3位の雪印乳業と、同4位の日本ミルクコミュニティ
が経営統合することで、2位の森永乳業に迫るという算段です。
ここ数年、都市銀行の再編や、大手百貨店業界の再編など、
業界の全体構造を変えてしまうような、経営統合、M&Aが盛んに
おこなわれています。
不動産業界においても近年、
業績が厳しくなったマンションデベロッパーの経営統合や
ストック型のビジネスで規模の経済性が働きやすい、
ビル管理業界やマンション管理業界でも同様の動きが
目立ってきています。
さて、資本主義、競争原理を突詰めると、
「生き残り」または「効率性を求めて」
最終的に、このような「経営統合」に至るのは、
自然の理だと思います。
そのほうがコストが抑えられ、競争優位性が高まり、経営効率もあがりますから
当然の成り行きといえるでしょう。
しかし、考えて見てください。
大手が独占してしまうマーケットや寡占マーケットには、競争原理が
働かなくなり、資本主義や市場原理が成り立たなくなります。
つまり、皮肉な事に、資本主義や市場経済性を突詰めると
最終的な結果が、その資本主義や市場経済性そのものの存続を
脅かしてしまう。
資本主義や競争市場主義は、それを存続をさせる為に自らが自らを食ってる
っていう気がしてならないのです。
この辺が「資本主義の限界」と言われている所以なのかもしれません。
我々のクライアントも全てが業界No1の企業ではありませんし、
市場シェアのまだまだ低い中小企業も多く存在します。
大手や業界N01との競争にいかに打ち勝つか。
いかに小が大を制する戦略を構築する事ができるか。
(ランチェスター戦略などはその典型ですが)
そのお手伝いをさせていただいてるのが我々の存在意義でもあるのです。
大手の「経営統合」の話を聞くと、私なんか先に述べたような
矛盾を考えてしまうのです。
コンサルタントとしては、「それはなしでしょうー」という本音も含めてですが(笑)
![]() |
不動産ビジネスの経営戦略コンサルティングを行う 船井総研REBチームサイトも合わせてご覧ください。 |
![]() |
船井総研REBチームでは、業種別勉強会を開催します! 初回のみ無料ご招待!!奮ってご参加ください。 |

















