ウォール街のモンスター
今日
NHKスペシャル マネー資本主義 第4回「ウォール街の“モンスター”」
を見ました。
中々面白くて、別用をしながら軽く見るつもりでいたんですが、
ついつい見入ってしまいました。
産業革命に蒸気機関などを発明した科学者が欠かせなかったように、
アインシュタインの理論を原子爆弾に展開したように、
マネー資本主義の興隆の陰には、金融工学者と呼ばれる科学者たち(クオンツ)の
すさまじい開発の歴史がありました。
今回の金融恐慌の最大の毒でもあるCDS(クレジットデフォルトスワップ)は
JPモルガンが開発したと言われていますが、その開発チームのメンバーだった
女性クオンツの方や、元ソロモンブラザーズで金融工学に基づいた金融商品
作成の為のソフトをつくった人などの今の生の声があり、大変興味深かったです。
核開発競争の終焉(しゅうえん)や冷戦終結で、
行き場を探していた世界の科学者たちを集めたウォール街。
金融に自然界と同じ法則を見つけ出し、数学理論によって金融をコントロールする
発見を成し遂げたわけですが、その結果は、皆さんも良く知るところです。
代表格であるブラック・ショールズ方程式なんて、
ノーベル賞まで受賞していますし。
科学への過信と欲望が増幅すると、誰も止めれないという
過去の歴史が明らかにしているこの事実を、また今回、あらためて
上塗りしたということでしょうか。
前述した、元ソロモンブラザーズで金融工学に基づいた金融商品
をつくった人物は、今は自ら牡蠣漁をおこないお店に出向いて
牡蠣を売っています。
その彼に最後にアナウンサーが聞きました。
「ウォール街に戻ることは?」
「絶対にないね」
「今より報酬はよかったんでしょ?」
「ハハ。桁違いにね。でもいいんだよ。このままで。
生活するには困らない程度だから」















