GDPギャップ
GDPギャップという言葉があります。
GDPギャップとは、
資本と労働が完全に活用された場合のGDP(潜在GDP)に対する、
現実のGDPの比を表します。
ただこの「潜在GDP」の水準を推計することは難しく、
推計にあたっては、過去のトレンドをもってその潜在的な
水準とすることがあります。
内閣府や、日本銀行、IMFなども発表してますが、
その潜在GDPの算出根拠は非常に難解だそうです。
そのため、GDPギャップの値については、識者によって
多少幅があるようです。
内閣府の発表をみると09年第一四半期のGDPギャップは
-8%を上回る大幅な下落。
GDP約500兆円とすると、約40兆円のギャップがあることになります。
ちなみに財務省の「埋蔵金」の発掘で一躍有名になった
エコノミストの高橋洋一氏などは
GDPギャップは80兆円と言っています。
結局、経済の諸問題は
この潜在GDPの水準をあげていくという長期的な問題と、
そこからの乖離(GDPギャップ)を埋めるという
短期の問題に集約されると思います。
いまの状況を潜在GDPとの比較によって、正確に見極めて、
財政政策と金融政策をうまく活用しなければならないということ
なのでしょう。
例えば、実際のGDPが潜在GDPを上回っているようなときは、
財政政策による景気刺激策は無意味ということになります。
まずは、この未曾有の不況によって発生した
GDPギャップを埋める方策を
なんとかしなければならないと言えます。













