経済成長に必要な対策は供給側か需要側か
今日は菅さんと竹中さんの成長戦略に対する
考え方の違いによる議論がネットなどでも話題にのぼっています。
政府の成長戦略策定会議の検討チームが、
内閣府内で経済成長戦略の策定に向けた外部有識者からの
ヒアリングを始めたのたですが、その初回が今日。
相手は元経済財政担当相の竹中平蔵さん。
予想どおり菅さんと激しい激論を交わしたようです。
象徴的だったのが経済成長に関する基本的な考え方。
「供給側に基礎」をおく竹中さんと、「需要側が重要」とする
菅さんとの考え方が真っ向から対立しました。
これまでも、経済成長をサプライサイドでみるかディマンドサイドでみるか
という議論は、いたるところで取り上げられてきたものですが、
個人的にはこの議論は経済成長を短期でみるか、長期でみるかで
変わってくると思っています。
で、政府として考えるべき成長戦略とは長期的な視点が必要である
ことをふまえると、供給サイドが経済成長を決定することは
明らかであると言えます。
供給力が高まるとは、わかりやすくいうと生産性が高まることであり
生産性が高まっていかなければ経済成長はありえないといえます。
インターネット環境の整備や携帯電話やiPhone、プレステ3やWiiなど
私が小学生時代には想像もできなかった世界が今、日常として私たち
の生活を支えています。
これは、様々なイノベーションにより供給力=生産性が高まった
結果だといえます。
ただし、生産性が高まると一時的に失業が発生してしまいます。
今まで10人でやっていた仕事が5人でできるようになると、5人は
仕事がなくなるわけです。
ただ本来はこの5人をまた新たな成長産業に振り分けわれるのが
経済成長です。
短期的にはこの痛み=失業という需要サイドの問題の解決
その支援、サポート、セーフティネットなどが必要になることも
あるのですが、長期的な視点でみれば、この需要側のサポート
だけでは経済成長は実現できないはずです。
だから、ケインズ的に需要が落ち込んだ際に、
借金をしてまで国が無理やり需要を作り出すという方法は
短期的政策としては、ある程度評価する人がいても
長期的な成長戦略には使えないと思うのです。
よって今回の「成長戦略」というテーマにおける、
菅さんと竹中さんの議論は、竹中さんに分がありと思いますが
皆さんはいかがでしょうか。














