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2010年01月21日

第4四半期中国GDP伸び率が10.7%に加速

これも昨日の米国決算発表に続き、今週発表の注目ネタ。

中国の09年10月-12月の名目GDP

の発表です。

それによると、2009年第4・四半期国内総生産(GDP)伸び率は

前年同期比10.7%

第3・四半期の9.1%(改定値)から更に加速しました。

これで09年通年のGDP伸び率は8.7%となり、

政府が目標に掲げる8%を上回ることとなりました。

これだけ伸びた理由は、

1つは比較対象となる前年同期(08年第四四半期)が

リーマンショック直後の世界的な金融危機によって低水準だった

ことも大きいと思います。

ただ、その後の政府の迅速な景気対策もかなり良い効果を発揮

したといえるでしょう。

4兆元(5850億ドル)規模の財政刺激策が講じられたのに加え、

国有銀行が前例のない規模で貸し出しを増やしました。

今はそのため、少しインフレ気味になり始めているぐらいです。

よって、中国はそろそろ出口戦略(金融引き締め)のタイミングを模索

し始めてくると思います。

日本にとっては、今回の結果、

いよいよ「世界第二位の経済大国」

という称号を明け渡す時期が近づいてきたといえます。

中国の09年通期の名目GDPは

33兆5353億元(約452兆円、09年末レートで換算)

日本の09年名目GDPが08年の505兆円から減少することが

確実なことを考慮すると、10年には中国に抜かれる可能性が高い

といえます。

それどころか、ゴールドマンサックスのレポートによると、

2027年までには、中国のGDPは米国を追い越して

世界一になると予想しています。

ただ、巨額の公共投資やマンションなどの建設ラッシュなどにより

都市部の不動産は急騰し、バブル懸念が高まっています。

また上海や都市部と内陸部の生産性の地域格差が

急拡大しており、急成長のひずみも目立ち始めています。

先日のGoogleの中国からの撤退問題のように、

グローバル社会の中で、共産党による一党独裁体制という

政治システムのもつリスクや弊害の大きさは、

まだまだ未知数だとも言えるでしょう。

それを踏まえた上でも、

やはりこの時期に10%以上の成長率を維持している

中国の力、魅力は大きなインパクトを持って、受止めざるを

得ないといえます。


当ブログ執筆者 久木田 光明 の所属する
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