第4四半期中国GDP伸び率が10.7%に加速
これも昨日の米国決算発表に続き、今週発表の注目ネタ。
中国の09年10月-12月の名目GDP
の発表です。
それによると、2009年第4・四半期国内総生産(GDP)伸び率は
前年同期比10.7%。
第3・四半期の9.1%(改定値)から更に加速しました。
これで09年通年のGDP伸び率は8.7%となり、
政府が目標に掲げる8%を上回ることとなりました。
これだけ伸びた理由は、
1つは比較対象となる前年同期(08年第四四半期)が
リーマンショック直後の世界的な金融危機によって低水準だった
ことも大きいと思います。
ただ、その後の政府の迅速な景気対策もかなり良い効果を発揮
したといえるでしょう。
4兆元(5850億ドル)規模の財政刺激策が講じられたのに加え、
国有銀行が前例のない規模で貸し出しを増やしました。
今はそのため、少しインフレ気味になり始めているぐらいです。
よって、中国はそろそろ出口戦略(金融引き締め)のタイミングを模索
し始めてくると思います。
日本にとっては、今回の結果、
いよいよ「世界第二位の経済大国」
という称号を明け渡す時期が近づいてきたといえます。
中国の09年通期の名目GDPは
33兆5353億元(約452兆円、09年末レートで換算)
日本の09年名目GDPが08年の505兆円から減少することが
確実なことを考慮すると、10年には中国に抜かれる可能性が高い
といえます。
それどころか、ゴールドマンサックスのレポートによると、
2027年までには、中国のGDPは米国を追い越して
世界一になると予想しています。
ただ、巨額の公共投資やマンションなどの建設ラッシュなどにより
都市部の不動産は急騰し、バブル懸念が高まっています。
また上海や都市部と内陸部の生産性の地域格差が
急拡大しており、急成長のひずみも目立ち始めています。
先日のGoogleの中国からの撤退問題のように、
グローバル社会の中で、共産党による一党独裁体制という
政治システムのもつリスクや弊害の大きさは、
まだまだ未知数だとも言えるでしょう。
それを踏まえた上でも、
やはりこの時期に10%以上の成長率を維持している
中国の力、魅力は大きなインパクトを持って、受止めざるを
得ないといえます。














