日本企業の強さ
現在、マクロ経済レベルでは、世界の先進国に比べ
その成長性や不況からの復活具合において一歩立ち遅れている
感のある日本ですが、こと個別の企業の力強さという点でいうと
そこまで悲観的なものではないと感じています。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われていたころの勢いは
影を潜めたというものの、やはり当時から言われてた日本独特の
企業文化、そこから派生する強さというものは健在だと思っています。
(それだけに「失われた20年」といわれるような状態が続いている
今の日本は、国や政府、日銀を中心としたマクロ経済政策の
失策によるところが大きいと、個人的には思っているのです)
一方で、70年代、80年代を振り返ってみても、
日本にはある業種で世界シェア(国内シェアでも)圧倒的No.1
という突き抜けた企業が少ないという事実もあります。
しかし、例えばかつてのIBMやGM、マイクロソフトといった
圧倒的シェアNO.1企業が生まれなかったことが、激しい同業者間
競争の中でコツコツ技術革新を進め、余裕なく、驕りなく、
真摯に歩み続けなければいけなかったという環境を作ったのでは
ないでしょうか。(その後のGM、IBM、マクロソフトの今を見ると
その大切さが痛感させられます。)
じゃ、その日本企業の強さってなんなのか?
というテーマで様々な学者さんが研究を重ね、本も沢山出ているようです。
個人的には、今でも優良企業にコンサルティングをする際に
感じることでもありますが、
ミッション(目標、ゴール、理念、思い)といったものの共有
と
暗黙知の伝達と共有と形式知化
です。
最初の点は、時代背景やトップのリーダシップによるところが大きいですが、
ゴールを明確に共有できる、自分の与えられた仕事は全体の一部であった
としても、その先のゴールを理解した上で、次の人へパスをまわせる
そういった感覚が長けているということです。
2つ目は、いわゆる、マニュアルや言語化、文章化できないような
その企業や個人になんとなく根付いている、顕在化しにくいノウハウや
方法、感覚(これを暗黙知と言います)を全体に伝え、共有し、
それをベストプラクティスとしてマニュアル化(つまり形式知化)
できるということです。
この辺は、今でも業績が好調な企業にも共通のポイントとして
挙げられる要素の1つです。
小沢さんの秘書が逮捕されて、政治にも中々期待が持ちづらい
昨今ですが、まずは日本の企業が積極的に社会を引っ張っていく、
それぐらいの気概を持って歩み続ける企業が増えると、景気も
上向いてくると思うのです。
我々もそんな企業のお手伝いができればよいと思っています。














