短期サイクルと長期トレンド
景気循環を見る際に、短期サイクルと、長期トレンドの違いを意識して
見ていなければ、誤った判断をすることがあります。
ただ、これは後から振り返ると明確にわかるのですが、
今その時点では、それが短期なのか長期なのか
わかり難いことが多いと言えます。
例えば、今の市況の低迷を短期サイクルの一循環だと捉えることと、
もっと大きな長期トレンドの一通過点と捉えることでは、
その対策や心構えに大きな相違が生じるはずです。
「ケインズ政策による財政金融政策が今の状況で有効に働くのか?」
という議論はずっとされてましたが、この答えは、今の景気低迷を
短期景気循環サイクルと一環と捉えるか、それに加え長期トレンドの
傾向も大きく寄与していると捉えるかで、結論も変わってくるはずです。
(先日は、国会で菅さんに「ケインズ政策の乗数理論」について
質問されて、全く答えられなくなり、ネットでも結構な話題になっていました。)
実は、企業や人を見るときもこのような視点の違いは重要だと思います。
企業も人(営業マン)も波は確実に存在するので、
現状を把握する上で、この企業(人)は短期のサイクルの中でたまたま今は
調子が良い(悪い)と見るのか、長期的な視点でみても、根源的になんらかの
強み(弱点)があると見るのかで、その後の対策や強化策も変わってくるはずです。
大きな流れを見る際に、それが短期的な傾向なのか、長期的なトレンドなのかを
見極める力は、ことのほか、見落としがちですが非常に大切な
視点であると思っています。














