国外から教えられる日本の良さ
英国のフィナンシャルタイムズ紙で
日本の政府の負債(国の借金)問題は
「それほどナーバスになりすぎることはない」
という、まさに我々、日本人自体が理解しておくべき、
ありがたい社説が話題になっています。
日本の財政は支出増と税収減とが相まって、
債務総額はGDP(国内総生産)比200%近くに押し上げています。
それを見て、巨大な日本国債バブルが発生しているとか
デフォルト(債務不履行)リスクが高いとか
ギリシャの次は日本かも!?という論が展開されがちです。
フィナンシャルタイムズは、それらをバッサリ否定し、その理由を
4つほど挙げています。
1つ
「確かに負債は巨大に膨らんでいるが、資産も大きい」
「国が持つ資産を差し引いた日本の債務は、GDP比100%にも満たない」
そうなんです。
日本政府の負債は980兆円程度あり、これをGDP約500兆円と比較して
GDPの約2倍(=GDP比200%)という数字が1人歩きしていますが、
2009年9月の速報値時点で、政府の資産は約462億円もあるのです。
国のバランスシートというイメージがあるとわかりやすいと思います。
負債は全て借金というわけではないのです。
PLとBSの違い、フローとストックの違いともいえます。
これがフィナンシャルタイムズがいう「本当はGDP比100%にも満たない」
というコメントにつながっています。
2つ
国債の元利払いコストは低いくGDP比1.3%程度
(米国はGDPの1.8%、英国は2.3%、イタリアは5.3%)
3つ(記事そのままの表現です)
日本の財政には手を尽くす余地がある。
何しろ、消費税率はたったの5%だ
4つ
日本国債の94%は国内投資家が保有している。
気まぐれな外国人投資家の影響は受けない。
2009年6月時点の日本国債の海外持分は6.1%に過ぎません。
以上、日本は人口減少時代に突入し、
名目GDPが下がっていることもあり、見栄え上、
GDP対債務比率が上がっているので、年々国債デフォルトリスクが
高まっているように見えます。
しかし、中身をちゃんとみると上記4つの理由により、
それほどナーバスになる必要はないというが記事の内容でした。
このような視点や事実は、本来私たち日本人が自信を持って、
知り発信すべき内容であるはずです。
マスコミに代表されるように、得てして私達は自分たちをネガティブに
見る事に慣れ、自己否定することに、なぜか美徳さえ感じる傾向が
あるようです。
(かといってそれを反省し、前向きに進むことが特段得意というわけでも
ないようですが)
むしろ、今回のように海外からの視点で日本が再評価されるケースが多く
私達は、初めてその事実に気づかされるような事が多いように思います。
事実を正確に、正しく知ることは文化やイデオロギーを超えて
必要なことだと思います。














