野村不動産の非上場REIT
野村不動産が今朝発表したリリース。
総合型かつ非上場のオープンエンド型の不動産投資法人
野村不動産プライベート投資法人
を設立するとのこと。
J-REITは、現在厳しい苦境に立たされていることからもわかるように
株式市場の影響を受けやすいという特徴があります。
そこで非上場のREITを設立することで、
価格変動が小さく、「安定運用を求める投資家のニーズを取り込む事が
狙いである」と、日経新聞はこのニュースを報じています。
未公開REITは国内初。資産規模は最大1500億円を想定しているとのこと。
「安定運用を求める投資家のニーズを取り込む事」
とありますが、本当にそうなるのでしょうか。
オープン・エンド型ということは、途中解約OKで解約時にはその時点での
投資信託の純資産価値に基づいて換金されるタイプというものです。
となると、当然、ファンドの資産額が変動するわけで。
仮に大量の払い戻しが発生した場合には、物件売却を迫られる可能性もあります。
そういう意味では、上場REITは資金の出し入れがない分、
安定しているとも見る事ができますが。
ただ、いずれにしても、組み入れる物件の目利きしだいである
ことは言うまでもありません。
このREITは総合型で組成するとのことですし、
野村は他に上場REITを2つも持っているので、それとの連携や
全体的なシナジー効果を狙いつつ、うまく振り分けていくのだと
思います。
ただ取り組みとしては、前回取り上げた、
とあわせて、不動産市場の有力な買い手であるREIT市場に
ポジティブなニュースが続いたことは、低迷が続く不動産市況にとって、
プラスの効果を発揮するものと期待したいと思います。




10-09-06 








