都心のオフィス空室率 過去最大
今日三鬼商事が発表した2010年2月末の
都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率
(解約予告を含む)は8.66%
前月比0.41ポイント上昇し、調査開始以来、過去最悪の
値となりました。
今日もたまたま大手不動産仲介会社の方とお話する機会が
ありましたが、オフィスは、現場では相当ひどい状況が続いている
ということで、新築でかつ大型のビルになればなるほど
空室がひどいと。
渋谷周辺でも新築、築浅ビルの空室率は30%~40%近いという
お話をされていました。
結局、景気の低迷により、企業もオフィスをダウンサイジングする
動きが加速しており、そのため、逆に、中小、小ぶりの広さで、
立地の良いオフィスに人気が集まっているようです。
それを裏付けるかのような今日のニュース。
森ビルの調査では23区の供給面積は09、10年とも
約90万平方メートルで、
216万平方メートルだった03年の半分以下に留まっているとのこと。
三鬼商事の今日の発表でも、特に新築ビル(築後1年以内)の
成約不調が目立つようで、都心5区の新築ビルの2月の空室率は
30.38%と全体を大きく上回っています。
一般的に、住宅需要と比較して、オフィス需要は景気回復に対して
遅効性を持つと言われているので、まだまだ底に至っていない
と言えるのかもしれません。
ただ、「今後、オフィス需要は再び回復するのか」
という疑問に対して、「もちろん」と頷ける状況は揃っていません。
少子高齢化が進行し、労働人口は年々減少。
オフィスも供給過多が更に悪化していく事になります。
都心の余ったオフィスをどう活用するのか。
これもまた、そう遠くない未来に我が国にとっての
大きな問題として、顕在化してくるかもしれません。














