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2010年04月29日

不動産市場の4象限モデル 

不動産市場の長期均衡を理論的に裏づけるものとして

「4象限モデル」というものがあります。

4つの象限で示される関係性が互いに作用し、

長期的には均衡点に収斂していくというモデルです。

第1象限(右上)は横軸にストック量と縦軸に賃料をとり、

ストック量(ストック面積)と賃料との関係を表します。

ストックが増えると賃料が下がり、ストックが減ると賃料が上がります。

いわゆる需要曲線と同じ右肩下がりの曲線を示します。

第2現象(左上)では、賃料と不動産価格との関係をみます。

第1象限の賃貸市場で決まった賃料に基づき、

不動産価格が決まるという考え方です。

ここでは、賃料が上がれば価格も上がる正比例の関係にあり、

傾きが利回りという事になります。

第3象限(左下)では建設市場を表しており、

不動産価格によって新規建設着工面積が決まります。

理論上、長期的には価格と建築コストは同額に収斂していく

という考え方に基づき、価格と新規建設着工面積は

正比例の関係にあります。

最後の第4象限(右下)ではストック調整市場として、

第1象限のストック量に第3象限の新規建築面積が加わる形で

ストックが調整されます。

当然、新規着工面積とストック量との間には正比例の関係にあります。

現在のストック量、賃料、不動産価格、新規建築着工面積というものが

互いに影響しあって不動産市場を構成しているという点に加え、

市場の外部要因がこの「4象限モデル」のどこにどのような影響をあたえるかを

分析することによって、その後のストック量、賃料、不動産価格、

新規建設着工面積がどのように推移するかを推し量ることができる

という点においても、このモデルは有益だと思います。



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