IMF 10年の世界経済成長見通し 上方修正
今日の日経平均は、予想通り昨日のダウの上昇、
円安の流れを受けて大幅に上昇。
世界経済、特に米国の景気回復が鮮明となりつつある今、
かなりリスクを読み込んでいた日本のマーケットは
諸外国に比べてもまだまだノリシロが沢山あるように感じます。
昨日IMFが発表した「2010年の世界経済成長見通し」
によるとプラス4.2%と前回発表(1月時点発表)より
0.3ポイント上方修正したようです。
世界経済は、各国の財政、金融両面からの政策のてこ入れにより
「当初の予測以上に好調に回復している」と分析。
09年はマイナス0.6%に沈んだが、
10年は07年(プラス5.2%)以来3年ぶりの高い成長率に
復帰するというストーリー。
こうなると、世界的な出口戦略のタイミングやランディングの
させ方が益々重要になってくるといえるでしょう。
IMFはそのあたりも懸念事項として挙げていて
日本を含めた世界各国の財政状況は、景気支援策により
極めて悪化しているので、世界経済は新たな衝撃に対しぜい弱に
なっているとも指摘しています。
各国に対する見通しを見ても、やはり世界の経済勢力構造の変化を
感じることができます。
米国は10年が3.1%、11年は2.6%
ユーロ圏は10年が1.0%、11年が1.5%
日本は10年が1.9%で
前回発表よりも0.2ポイント引き上げられた一方、
11年は2.0%で0.2ポイント下げられました。
調子の良い米国でさえ2~3%成長です。
それに対し、
中国は10年に10.0%、11年も9.9%
インドは10~11年で8%台の成長が続く
という予測。
いわゆる新興国、BRICsに代表されるような
次の世界経済の成長エンジンとなる国々が
今回の世界的な景気低迷、そこからの回復基調の中では
ますます存在感をしめしつつあると言えるでしょう、。
世界のGDPは約60兆ドルといわれる中で、
14兆ドルを占める米国。5兆ドル弱を占める日本、4兆ドル弱を占めるドイツ
という国々がこれまで世界経済の覇権を握ってきたわけですが、
既にBRICsのGDP合計は、世界のGDPの中で15%強を占めるように
なっており、今後の成長性を考えるとその割合は更に増加することが
予測されています。
全体としては、回復傾向が鮮明になりつつあるということで
喜ばしい話です。
ただ、その中で日本のプレゼンスをどれだけ高めることができるのか。
今の、普天間基地移設問題に代表されるような、揺れる日本の政治情勢
を見ていると、中々楽観できるとまでは言いにくいように思います。













