基準地価19年連続下落
今日、国土交通省が発表した
2010年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)によると、
住宅地の全国平均は前年比3・4%下落、
商業地に至っては4・6%下落となりました。
前年を割り込むのは住宅地が19年連続、
一時、回復した商業地は3年連続。
三大都市圏に絞ってみれば、
下落幅が半減しており、見方によれば、都心部の一部には
“下げ止まり”の兆しも出てきたといえるでしょう。
ただ、国内外の政治・経済は不安定な状況が続いているので
まだなんともいえないのですが。。。
全国約2万2701の調査地点のうち、
下落したのは全体の98・5%に当たる2万1457カ所。
一方、上昇は27カ所(前回3カ所)、
横ばいは302カ所(同257カ所)。
三大都市圏をもう少し詳しくみてると
住宅地の下落率が2.9%(前年5.6%)、
商業地の下落率が4.2%(同8.2%)
でいずれも前回からほぼ半減。
場所によっては前回マイナスから大幅に反転し
プラスに転じたところもあります。
住宅エコポイントを始めとする、政府の住宅投資促進施策の
影響もあり、マンション需要を中心に、住宅需要が徐々に回復
しつつあることがその原因の1つと考えられます。
一方で、不動産の法人需要については、オフィス市場を中心に
まだまだ低迷が続いていると見ています。
不動産市況全体の観点から言えばオフィスの賃料相場や空室率
という指標は、いわゆるファンダメンタルズであるといえるので、
その意味からすれば、市場全体の本格的回復は、未だもう少し
時間がかかるものといえるでしょう。
今回の基準地価の発表をどう受止めるか。
19年連続下落
ととるか、
下げ止まりとみるか。
個人的には、今のこの経済の早い動きの中で、
7月1日時点の地価動向は、その後の約3ヶ月近くの時間の流れの
中で、既に大きく流れが変わっている可能性もある
と思っています。
7月以降の円高・株安、米国・欧州経済の動向を振返ってみると
この意味はよくご理解いただけるのではないでしょうか。













