新規の事業価値を考える
新規事業の立上案件があります。
そのビジネスモデルを検討するにあたり、その事業モデルの
価値をある程度定量的に算出できないかと考えます。
DCF法を使い、事業立上から例えば5年や10年後の
キャッシュフローを算出し、それを割引き計算によって
現在価値を求めます。
しかし、新規事業だけに、毎年のキャッシュフローをいくらと
見るかという点については、極めて不確定要素が大きく、
そのリスクも大きいという事になります。
他社の事例や、近似の事業モデルから得られた数字を参考に
せざるを得ないのですが、その実現可能性については、未だ
不透明。
このような状態の場合、一旦仮のキャッシュフローを作成するにしても
割引率の値をある程度、きびしめに取っておくことで対応することを
お奨めしています。即ち割引率を高く設定するということです。
今でも割引率を単純に銀行からの借り入れ金利を用いる経営層も
いるようですが、それは明らかに間違っています。
第1に、実際のその会社の借り入れ金利の値を使うことは、
新規事業の場合は適してないということです。
新規事業なので、もし新しい会社がその事業を展開する際に
借り入れを行うとすれば、そんな金利では借りることはできない
はずです。
第2は、先ほど挙げた新規事業ならではの不確実性に伴う
リスクプレミアムをどう見積もるかという考え方です。
いずれにしても、非常に数字を作るのが難しいが新規事業ですが
それだけに、成功したときのうまみもまた大きいと言えるのでしょう。













