リアルオプション価値
リアル・オプションとは、最も広い意味でいうと、
金融工学で使われるオプション価格付け理論を、
金融以外に応用したものです。
例えば、プロジェクトの実行可否判断を行なうとき、
単純にNPVやIRRだけでその可否を判断しようとした
際には、収益に大きなブレがある(リスクが大きい)
プロジェクトの場合、それらを過大もしくは過少に
評価する可能性がありえます。
なぜなら、NPVにしろIRRにしろ、算出する根拠となる
収支の予測値は1つだからです。
しかし、そのプロジェクトには、例えば、来年以降に大幅に
収益が増大する見込みが予測できるのであれば、
投資をそれまで待つという「待機オプション」や
収益の拡大予想に応じて追加投資を実行する「拡大オプション」
逆に、将来、収益が減少する予測が立つとすれば、その時は
投資を縮小する「縮小オプション」なども、NPVの試算に組み入れて
よいのでは?とことです。
つまり、通常NPVによる投資判断の場合、NPV>0でなければ
それは投資しては駄目だということになりますが、
このオプション価値を加えるとNPVがプラスになることもありうるわけです。
不動産開発事業においてもこのリアルオプションの手法が
有効なケースがあります。
このあたりの分野は学べば学ぶほど、奥が深く、面白いものです。













